こんばんは。BRUNO sartoria Giotto(ブルーノ)の井田です。
さて、本日は勝手に”BRUNO塾”と題しまして、スーツの少しだけマニアックな部分に触れていきたいと思います。
まず初めにスーツに使われている生地の大半が織物と編物、どちらかで出来ているのですが、どちらかご存じでしょうか?
答えは織物。
織物とは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が直角に交じり、隣りの糸と密着して平面的に連なって面を形成する織地を言います。特徴としては伸縮性がないが丈夫。
ちなみに編物とはループを作り、そのループに次の糸を引っ掛けて連続してループを作り面を形成するものを指します。特徴っは縦横に伸縮性があり、シワになりづらいです。(例:セーター、ジャージー、スウェットなど)
平織と綾織の違い
さて、スーツに使われている生地が織物だということがわかったところで、スーツに使われている織物の代表される2種類の折り方を紹介させていただきます。この2種類さえ覚えておけば、生地を選ぶ際にも大変役立つかと思われます。
平織(ひらおり)と 綾織(あやおり) です。
今の時点では写真の2着のスーツがどちらの織り方の生地を使っているかわからないと思います。というわけ、少しだけ細かなことを勉強してまいりましょう!
平織(ひらおり)とは?
平織(ひらおり)とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る、最も単純な織物組織である。できあがった模様は左右対称になる。丈夫で摩擦に強く、織り方も簡単なため、広く応用されている。
平織を拡大してみると、とても単純に上と下の交互に糸が通っているのがわかりますね!
綾織(あやおり)とは?
綾織りとは、三原組織のうちの一つであり、経糸を2本もしくは3本浮かせ、1本をくぐらせる組織を一巡りとする織り方である。ツイルとも呼ぶ。平織に比べて、やや摩擦に弱いが光沢に富んでいる。厚地の生地を織ることができ、柔軟性がある。
平織との見分け方は生地の表面に”斜めの線が入っているかどうか”です。基本的にはこれですぐに見分けられうようになると思います!
今の内容を踏まえて改めてどちらが平織で、どちらが綾織かわかりますか・・・?
答えがわかったら、ぜひ店頭で教えて下さいね!!
また、生地選びのアドバイスとしましては、春夏に特化した生地でスーツを作りたい場合は、平織の軽量生地(200g代前半)がとにかく涼しいです。
またオールシーズン生地をお探しであれば、綾織の250g〜300gくらいを狙うと良いでしょう!
あくまでも選び方の一例で、これに当てはまらないことも多々ありますが、基本として覚えておいて損はないはずです。
今日はマニアックな【BRUNO塾】にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
まぁ細かなこと考えなくても、オーダーの際はBRUNOではスタッフが的確にアドバイスさせていただきますので、どうぞご安心ください。
さぁ紳士的で品のあるスーツスタイルを目指していきましょう!
静岡でオーダースーツを創るなら”BRUNO”
向き不向きより”前向き”に。
※週末は店内が大変混み合います。既にご予約をいただいております時間帯もございますので、オーダースーツ・新郎衣装の採寸やご相談でのご来店の際は、予めご予約をお願い致します。
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