こんばんは。BRUNO sartoria Giotto(ブルーノ)の井田です。
本日はタイトルのようなご相談がありました。
「夏なんだからウール素材のスーツを着ていたらダメだよ~!」会社の同僚にそう言われてしまったと・・・。お話を伺うと会社でも重要なフォーマルシーンに着用するスーツについて、皆で話していたときのことだったそう。
「夏はウール素材のスーツを着てはいけないのか?」答えは「着て良い」です。むしろ基本的に良質なスーツは”ウール100%の生地”にて仕立てられています。それは季節も関係なく、春も夏も秋も冬も変わることではありません。恐らく同僚の方の知識が乏しかったのが、今回のご相談の原因でしょう。
もう少し細かい話をさせていてだきますと、春夏向けのウール生地と秋冬向けのウール生地というものは存在いたします。向かって左が春夏向けウール100%の平織り230g。右が秋冬向け(春先もOK)ウール100%の綾織り280g。写真では非常にわかりづらいですが、春夏向けは涼しく、秋冬向けは温かくなるようできています。
またウール(羊の毛)はもともと非常に優れた素材で、熱伝導率の低く夏は涼しく、冬は暖かい。吸湿性に優れる。染色が良く色落ちしにくい。弾性が高く型崩れしにくく、シワにもなりづらい。などなど。洋服作りには適した素材ということがわかりますね。
これで夏でも冬でもスーツの素材は基本的に”ウール”が良いという点、おわかりいただけたかと思います。本日ご相談くださったI様をはじめ、皆さんも、夏でも自信を持って”ウールのスーツ”着てくださいね。
”向き不向きより前向きに”それではまた明日。
【ビジネス】「夏はウール素材のスーツを着てはいけないんですか?」
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