こんばんは。BRUNO sartoria Giotto（ブルーノ）の井田です。
先日のカノニコに続きまして、本日はCaccioppoli/カチョッポリの春夏バンチブック（生地見本帳）が届きました。1920年創業の歴史があり、ナポリならではの鮮やかで明るい様々な色柄や織柄を取り揃えている点が最大の特長です。
本国の方々の意見も交えながら紹介させていただきます。

■ Jackets（左から1番目）
カチョッポリのジャケットと言えばナポリの海と太陽を感じさせるカラーの美しさ。しかし今シーズン限定のジャケットは一味違う落ち着いた大人なご提案をお楽しみください。昨年の秋冬から取り組み始めたジャケットとパンツのコンビネーションでは少し勇気のあるご提案もちらほら。定番となりつつある春夏のウール、シルク、リネンの三者混はもちろん、波が来ていると彼らが豪語するテラコッタのような赤茶色もきっちり抑えています。
■Suits（左から2番目）
春夏でも落ち着いた色合いで大人なナポリを演出しつつあるカチョッポリのシーズン限定スーツです。細くしなやかな糸だからこそ実現できる機能性と柄の細かな表現。シーズン物といいつつ2〜3シーズン着ていただける物を提供したいというカチョッポリの心意気を感じさせます。リクエストが増えてきていると感じるストライプのご提案はコンポジション、幅、間隔、太さも様々。共通するのは主張しすぎないこと。一回着たら「あぁ〜この前のスーツだ」と思われては使いづらいじゃないかとわらっていたことが印象的でした。
■Plain Colours（左から3番目）
プレーンカラーは軽さ、通気性の良さ、シワへの耐性、そしてカラーバリエーションの豊富さが自慢。2、3シーズンに一度リニューアルするこのバンチはトレンドの色もおりこみつつ構成されています。今シーズンのイチオシは彼らがしきり言っていた「トルトラ色」。キジバトを意味するトルトラは茶色に少しグレーが入った色で、カラフルなジャケットとも相性抜群です。
■Neapolis Ⅴ
カチョッポリ自慢のNeapolisがⅤに突入。クオリティーは変わらずスーパー130S。今回のイチオシは白と青の糸で織られたシャークスキンです。気に入り過ぎてウインドウペン、ストライプ2種類に無地4種類で展開してしまったと笑っておりました。春夏のバンチブックではありますが、秋もお使いいただける目付であることを意識し、秋冬の人気コレクション「ダッパーダンディ」の配色を軽い目付で実現する試みもおりこまれています。

ジャケット生地とパンツ生地が予めセットになっている生地見本はなかなか珍しいです。ブランドからの提案という訳でカッコ悪いわけがありませんね。（正直、日本じゃ無理だなという合わせもありますが・・・笑）

Plain Coloursに収録された通称「トルトラ色」とはこれのこと。私もコットンスーツでこのような色持っているので、この色の良さがよくわかります。いわゆる中間色であらゆる色と相性が良いです。

Neapolis Ⅴに収録された白と青のシャークスキンはこれ。鮫肌のように見えることからこの織りをシャークスキンと言います。光沢感が非常に出やすく、無地調の生地ものっぺりとした表情にならない点が非常に優れています。このカラーに関わらず、BRUNOでもシャークスキンは積極的にオススメしていますよ。

さて、生地はブログで見る物ではありませんよ。ぜひ店頭にてご自身の目で見て、ご自身の手で触ってみてくださいね。私たちスタッフも最高のスーツが仕上がりますよう、全力でサポートさせていただきます。
春夏の新コレクションは随時入荷中。お気軽にお立ち寄りください。

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