こんばんは。BRUNO sartoria Giotto(ブルーノ)の井田です。
本日も1日ありがとうございます。本日接客させていただく中で生地のSuper表記についての話題が何度か出ましたので、ブログ内でも少しだけ触れさせていただきます。
スーツの生地見本には必ずシールが貼り付けてあり、素材や重さが表記しており、中には”Super〇〇’s”という表記がございます。〇〇には数字が入り、その数字が何を表しているのかご存知ですか?
勘違いしている方も大変多いのですが、生地を織るための”糸の細さ”ではなくて、Super〇〇’sとは原料(ウール)の細さを表す単位のことです。
ちなみに糸の細さは番手で表して、48番手、52番手、56番手、60番手、72番手、80番手、120番手と数値が増えていくごとに糸が細くなります。
そして同じようにSuper〇〇’s(原毛の細さ)も数字が大きくなるにつれて、原毛細くなっていきます。
またどれだけウールが細いか知っていただくために、わかりやすい(?)単位でも紹介しておきます。1ミクロン=1000分の1ミリです。
SUPER80’s | 19.5ミクロン |
---|---|
SUPER90’s | 19.0ミクロン |
SUPER100’s | 18.5ミクロン |
SUPER110’s | 18.0ミクロン |
SUPER120’s | 17.5ミクロン |
SUPER130’s | 17.0ミクロン |
SUPER140’s | 16.5ミクロン |
SUPER150’s | 16.0ミクロン |
SUPER160’s | 15.5ミクロン |
SUPER170’s | 15.0ミクロン |
SUPER180’s | 14.5ミクロン |
SUPER190’s | 14.0ミクロン |
SUPER200’s | 13.5ミクロン |
SUPER210’s | 13.0ミクロン |
またこれも勘違いしている方が多いのですが、【Superの表記が大きくなる=良い生地】と思っている方がいらっしゃいます。確かに希少性といった面で原毛が細い方が値段が高くなる傾向はありますが、生地はそれだけではありません。どのような細さの羊毛も、糸の作り方一つで違ったものになりますし、織り方でも差が出てきます。羊の産地によっても最終的な生地のクオリティに差が出る話も聞きます。
ですので、最後はご自身の指先の感覚を信じることが大切なんです。とは言っても触りなれていない生地をバンチブックから選ぶことは至難の技でしょう。そんなの時こそ我々で出番。毎日スーツに、生地に触れている私共だからこそお伝えできることがあると思います。お気軽にご相談ください。
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