こんばんは。『BRUNO sartoria Giotto』(ブルーノ)の井田です。
さて、本日はスーツ・ジャケットの中身についてお話ししましょう。
マニアックな話のようですが、マニアックにならないようにしますので、ぜひ目を通してみてください。
スーツの中身(表地と裏地との間)には『芯地』と呼ばれるものがあります。これは、表地だけではクタクタになってしまうスーツを中から支えるためのもので、着心地の大きな差を生むひとつの要素でもあります。型崩れ防止や、より美しいシルエットに魅せるためのものですね。
芯地は大きく分けると2種類に分かれ、生地に直接貼り付ける”接着芯”と、”毛芯”と呼ばれる一般的に馬の尻尾を織り込んだハリと弾力のあるものがあります。
また、胸周りのボリュームを出すための芯や、肩周りに使用する芯など、スーツを綺麗に魅せるための工夫が、スーツの中身にギュッと凝縮しております。芯地を変えることで、より構築的な雰囲気にするのか、よりリラックスした寛ぎの印象にするのかを選べたりするんです。
使用する芯地に関しては指定することも可能ですので、拘りの1着を目指す方は、ぜひお気軽ご相談ください。
”向き不向きより前向きに”それではまた明日。
P.S.なんと岡山県よりお越しくださいました。I様、遠方より本当にありがとうございました。
本日は”スーツリペア型モーニング”のご注文に。これは本当に全国へ広めたいですね。